ライフシフトからリアリティ・シフトへ

Denys Nevozhai

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)とは

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)というと、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットンとロンドン・ビジネススクール経済学教授のアンドリュー・スコットによる『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』という本が40万部近いベストセラーとなり、2016年には日本語訳も発売されました。

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週刊東洋経済、会社四季報などの雑誌や本を...

この本では、人生を100年という長さで考える時代に入り、これまでの「教育→仕事→引退」という3ステージの人生から、マルチステージの人生へとシフトしていく必要性について述べられています。

平均寿命が伸び、政府の年金もあてにならず、65歳で引退してから余生を過ごすというこれまでの考え方は通用しなくなってきています。できるかぎり健康なまま、長く働くことも求められます。そうした生き方を実現するのがマルチステージの人生です。

マルチステージの人生を実現されるためには生産性資産、活力資産、変身資産の3つの無形資産が大切だとこの本では言っています。生産性資産とは仕事に役立つ知識やスキル、活力資産とは健康やより良い人間関係、変身資産とは変化に応じて自分を変えていける能力のことです。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)著者のリンダ・グラットン氏は。人生の締めくくりの時期への準備だけでなく、人生全体を設計し直す必要があると言っています。つまりライフデザインの見直しが大切なのです。

私は量子物理学やスピリチュアルな観点も視野に入れ、ライフ・シフトからさらに広い概念を提唱しています。なぜなら個人個人の幸せは、考え方の枠組みを広げるだけではなく、一人一人特別な人生をイメージすることによってこそ実現するからです。

ただ人生100年時代に合わせて、一般的な基準で人生を設計し直すのではなく、あなたが本当に望む、あなただけの人生を見つけ出し、その現実にシフトするのです。

今あなたが認識している現実から、あなたの理想の現実にシフトする。これを私はリアリティ・シフトと呼んでいます。

この世界はパラレルワールド

あなたが現実だと思っている世界は、実は最新の理論物理学ではいくつもある宇宙の一つにすぎないと言われています。これを多元宇宙論とも呼びます。

宇宙というのは、以前はユニバース、つまり一つという考え方でしたが、最近はいくつもあるということで、マルチバースと呼ばれています。

また並行世界パラレルワールドという言葉も最近よく言われるようになってきました。

と言ってもなかなかわかりにくいと思いますので、たとえ話でお話ししましょう。

衛星放送やインターネットテレビを見ているのをイメージしてください。スカパーとか、ネットフィリックスとか、アマゾンプライムビデオparaviとか。

衛星放送やインターネットテレビには、ものすごく多くのチャンネルがあり、毎日新しい番組が放送されています。

500のチャンネルがあるというのは、500の世界が同時にあるということにたとえられます。

あなたが現実だと思って認識している世界は、テレビの画面で見ているその中の一つのチャンネルなのです。

自分の本質から人生を選択する

あなたの本質というのは、テレビ画面に映っている番組ではありません。つまりあなたの体とか心とかはあなたの本質では無いのです。あなたが体験している現実は、一つの番組にたとえられます。

では、あなたの本質は何かというと、テレビ画面を見ているあなた、つまり観察者です。ここまでの話、わかりますでしょうか?

インドのヴェーダでもリシ・デーヴァタ・チャンダス、つまり観るもの・間を繋ぐもの・見られるものという知識があります。リシ(見るもの)があなたの本質、デーヴァタ(間を繋ぐもの)はあなたと番組という現実をつなぐ媒体、つまりテレビ、チャンダス(見られるもの)つまりあなたの認識する現実がテレビ番組、というわけです。

量子力学では、観察されるまで電子も雲のようなボヤッとした存在、観察されて初めて電子として存在するなどと言われています。

このままだとわかりにくいのですが、衛星放送やインターネットテレビで500のチャンネルがあっても、画面に映して見ない限り、あなたにとっては存在しないのと同じです。選択肢の一つとして番組表に載っているだけというわけです。

ではあなたにとっての複数の世界というのは、どのようにして生まれるのでしょうか。

実は、あなたがイメージして、観察することによって、いくつも生まれます。

いくつもの世界のあなたは、俳優にもたとえられます。ある番組では英雄を演じ、ある番組では悲劇のヒロイン、またある番組では喜劇を演じています。

衛星放送やインターネットテレビにたとえると、あなたがイメージすると番組が制作されます。でもイメージしただけでは、まだ見る、つまりあなたの現実として体験するまでには至りません。

あなたがイメージした世界、現実は、衛星放送やインターネットテレビで予告編を見て、お気に入りに登録するのと似ています。つまりイメージして観察することによって、視聴リストに入ります。そして現実として体験できるようになるのです。

ちょっと難しいと感じるかもしれませんが、これがリアリティ・シフトの考え方の基礎的な話になります。

Cover Photo by Denys Nevozhai

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